映画の感想と日常風景

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裏切りのサーカス


映画『裏切りのサーカス』予告編

監督/トーマス・アルフレッドソン
出演/ゲイリー・オールドマンコリン・ファーストム・ハーディ ほか

あらすじ

東西冷戦下、英国情報局秘密情報部ソ連国家保安委員会は熾烈な情報戦を繰り広げていた。そんな中、英国諜報部<サーカス>のリーダー・コントロールは組織幹部の中に、ソ連の二重スパイ<もぐら>がいるとの情報を得る。疑惑の幹部は4人、だが、コントロールは謎の死を遂げる。調査を引き継いだのは、コントロールの右腕で、引退した老スパイ・スマイリーだった。やがて彼が見いだす裏切者の正体とは―。

引用:裏切りのサーカス/Amazon

感想

ジョン・ル・カレ原作の小説を映画化。
ゲイリー・オールドマン主演。出演コリン・ファースベネディクト・カンバーバッチトム・ハーディマーク・ストロング豪華すぎるううう!
パッケージの黒縁眼鏡に黒い手袋が渋くてかっこよくて最高ですね!ありがとうございます。


ゲイリー・オールドマンアカデミー賞を受賞したことは知っていましたが出演映画を観たことはありませんでした。
彼の存在感がストーリーをより現実のように思わせ、重苦しい雰囲気の中で淡々と静かにストーリーが進行していきます


スパイものの映画は派手なアクションや敵の秘密施設に侵入!というようなエンターテイメントぽいイメージがありました。
当然ながら実際にスパイや現場を見たことはありませんが、この映画は現実的で情報のやりとりと人間関係をメインに描いています。

いくら情報が漏れないようにしても扱うのは「人間」なので、情がわいたり裏切ったり、その結果スパイになったりするわけで。人間は不確かな存在だなと改めて思いました。


私は登場人物が多いと名前と顔が一致するまで時間がかかり、誰が誰だかわからなくなるうえに話も理解できなくなるので、この手の話はあとからあらすじや解説を読まないと理解しきれません。今回も頭が??となりながらも最後まで観ました。

観ている最中は理解しようと必死になっていますが、後からそっか、そういうことか!と少しずつわかってきて、淡々としていた中にも人間らしいやりとりがあったのねと、自分の理解力の足りなさに残念無念な気持ちがこみ上げます。
観ている最中に気づきたかったよ〜もう!

シリアスな映画の中にある、その人らしさや人間性を感じるポイントを見つけられると、こういう人なのかと理解が深まって、より楽しめますね。