映画の感想と日常風景

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ロブスター


映画『ロブスター』予告編

監督/ヨルゴス・ランティモス
出演/コリン・ファレルレイチェル・ワイズ ほか

あらすじ

“独身者"は、身柄を確保されホテルに送られる。
そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。
独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)もホテルに送られ、パートナーを探すことになる。
しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者"が暮らす森へと逃げ出す。
そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者"たちのルールに反することだった―。

引用:ロブスター/Amazon

感想

この映画はファンタビで知ったコリン・ファレル、ウィショたん、レア・セドゥが出演していたのと、ストーリーがおもしろそうだなと思い、観ました。
俳優さん目当てに観る映画を決めると、たまに難しい映画に出会うことがあります。ロブスターはそうでした。


あらすじにもあるように、この映画の街では独身者は捕らえられ、ホテルに連行。45日以内にパートナーと出会えなければ動物にされます。コリン演じるデヴィッドは離婚後にホテルへ。

ホテルでは私物は認められず、服や食事は用意されます。プールやゴルフ場、ジャグジーもあり、見た目は居心地のよさそうなホテル。パートナーがいるとどんなに素晴らしいか講演があり、ダンスの時間もあります。
積極的に声をかけていくか、声をかけられるのを待つか。人間でいられる期限付きの環境でずいぶんと試される場だなと思いました。
パートナーとの出会いの場になるか、それとも人間としての最後の時間か…。自分は動物まっしぐらかな!猫か鳥になりたい!


なんやかんやあってデヴィッドは森に逃げ込みます。森の中は背の高い木々に囲まれ、そこには絶対にいないような動物が歩いています。クジャクラクダがいました。それって姿を変えられた元人間
森では独身者たちが集団で暮らしています。管理されたホテル生活とは正反対な環境で、野宿をし、食料は自分で調達します。そしてルールがあり、破るとひどい目にあいます…。

動物に姿を変えられるルールも、森での生活も結局はルールに従わざるをえなくて、とても窮屈。その状況の中で現れてくる人の性質。
映像は綺麗なのに、内容がこわい。R15です。ホテルも森もどっちも無理!人間こわい!


コリン・ファレルが見事な中年おじさんでした…ファンタビで見たすらりとした印象がなくびっくり…。wikiで経歴を見ると、ロブスターのあとにファンタビがあるので、あの体型を変えたということですよね。すご…。