監督/マシュー・ヴォーン
出演/コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エジャトン ほか
あらすじ
人類抹殺計画から世界を救って1年後、世界最強のスパイ機関、キングスマンのエグジーは一流エージェントに成長していた。だがある日、謎の組織ゴールデン・サークルからの突然の攻撃により、キングスマンの拠点は壊滅。生き残ったエグジーとメカニック担当のマーリンは、同盟機関に協力を得るためアメリカへ向かう。表向きはバーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンなスパイ機関、ステイツマンと合流した2人は、彼らのNo.1エージェントと共に組織の行方を追い始める。一方、ゴールデン・サークルは、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を始動させていた……。果たして、エグジーたちはその陰謀を阻止することができるのか!?
感想
特典映像で監督が言っていた「続編を面白くするのは本当に難しい」ということが印象強く、気になる言葉でした。
1作目は見る人に「この映画はこういう内容です」と、はじめましての説明的な内容。
2作目は1作目を踏まえ、さらにおもしろく展開させなければならない。
この映画を通じて表現したいことや話の本筋が出てきて、雰囲気が変わってしまったり、ちょっとぶっとんでる展開になることも多い気がします。
好きな映画なのですが個人的にショックな展開が多く、正直見るのが辛いです。
やだやだやだ!!好きなキャラクターが退場でやだああああああ!最初っからカントリーロードが流れてくるじゃん〜〜〜泣。
再生ボタン押してゴルサー始まったぞお〜なんて浮かれていると、すぐに力の入ったカーアクション。いきなりストーリーに引き込まれます。ドリフトタクシー最高!
それからもう怒涛の展開で、キングスマンの仕立て屋や本部が破壊。
監督、試練を与えすぎだよおお。つらい…。ハリーの家も壊された。今作をおもしろくしてやろうという製作陣の意気込みがこっわ。
涙涙の中に癒しがあるなら、それはハリーが生きていたこと。
記憶喪失になっていたハリーに、なんとか思い出してもらおうと奮闘するエグジーたち。
完全復活とは言えないまでも、思い出したハリーにエグジーが抱きつくシーンに涙涙で泣くんですが、身長差がたまらん〜〜〜と、雰囲気をぶち壊す萌が襲う。
そして個人的な見どころなのは、マーリンの活躍です。
冒頭でキングスマン周辺が壊滅し、残されたエグジーとマーリン。いつもピシッとサポートしているマーリンですが、飲むとあんな感じになるとは。ギャップがいいですね。前よりもっと好きになりました。
一度最後まで見るとわかりますが、フラグだらけでした…。
もっともっと、ハリー、エグジー、マーリンの3人での活躍が見たかった!
2作目になって俳優さんもパワーアップです。
あまり出番が多くなかった新アーサーは、ハリポタのダンブルドア役のマイケル・ガンボンでした!どこかで見たことがある気がしましたが全然わからないものですね。
ポピー役のジュリアン・ムーアはコリンとシングルマンで共演。仲の良い女友達役でしたっけ?
そして本人役で登場のエルトン・ジョン。なぜ?前作から出演候補に挙がっていたようですが、な…なぜ??意外性あるキャスティングなのでしょうが、私にはちょっとわからなかったです。
ステイツマンも豪華なキャスティングだった割には、さほど登場は多くはなく。
次回作で引き続きステイツマンが絡むのかなと予想していましたが、予告編を見る限りでは舞台となる時代が違うので、なんともわからないところ。
最後にちらっとでも現代のキングスマンとステイツマンがどうなっているのか、わかるといいです。