映画の感想と日常風景

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ナイト・マネジャー

 


【Amazonプライム・ビデオ】トム・ヒドルストン主演「ナイト・マネジャー」全話見放題独占配信 トレーラー

出演/トム・ヒドルストン、 ヒュー・ローリー、オリヴィア・コールマン ほか
配信/Amazon Prime Video

あらすじ

ナイト・マネジャー」は英国文学界の重鎮ジョン・ル・カレ原作の、世界中で賞賛された同名小説を基にしたドラマ。主人公ジョナサン・パインが悪名高い武器ディーラー、リチャード・ローパーとの男の戦いを追ったスリリングなサスペンスである。「世界一の悪党」と言われるローパーは、パインの愛したソフィーの死を招いた人物でもあった。 パインはスパイとして起用され、身分を変えて、ローパーの想像を超えた冨と権力に満ちた闇の世界へと踏み込む。彼の使命とは、ローパーに正義の鉄槌を下すこと。しかし英国情報部の内部紛争によりその任務は、より困難を極め、彼の命までもが危険にさらされる。

引用:ナイト・マネジャー/Amazon Prime Video

感想

先日このドラマの原作が「裏切りのサーカス」の著者であるジョン・ル・カレであることを知り、絶対おもしろいじゃん!と、やっと見始めました。(おそ〜)

第1話から第8話までの感想をまとめました。


第1話 美しい客

美しいオープニング映像から始まります。
音楽と映像だけの一見シンプルなものに見えますが、展開される本編の内容も反映されている?と予想できる演出になっています。私が好きなのはシャンパンの泡。

本編はこれドラマ???と驚くほどのスケール感。お金のかけ方が映画。これが連ドラだなんて…とてつもなく豪華です。
エジプトのカイロにあるホテルの夜間支配人をしているジョナサン・パイン(トムヒ)。美しいホテルに美しい支配人はスーツ姿で客を迎えています。

パインがとある客の女性と関係を持ってしまったため、一件に巻き込まれるというか、自ら突っ込んでいくことになるというか。

正義感だけでは守れない現実が厳しいです。


第2話 世界一の悪党

いきなり4年が経ち、2話はスイスの雪山から始まります。

以前は賑やかなカイロでしたが、今回は静寂に包まれ真っ白な雪がまぶしい山!
パインはまたホテルのナイトマネジャーとして働いていましたが、ある日ローパー一行が宿泊で訪れます。

そこから過去のあれこれを思い出し、今までの生活を捨て、スパイになる決心をするパイン。自分ではない別の人物として振る舞わなければならず、ナイトマネジャーをしていた頃の落ち着いた彼はもういない…。

ちょっと暴力的なシーンも出始め、1話とのギャップがすごいです。


第3話 華麗な王国

ローパーの愛人、ジェド(エリザベス・デビッキ)視点から始まります。
こちらも何か隠し事?があるようで…登場人物みなが隠し事をしてそうに見えて困ります。でもそれが楽しい。

レストランでの誘拐未遂はパインたちが仕組んでいたことで、パインが怪我をしてまで息子を助け出したという設定でした。
ローパーにとって「息子の命の恩人」というのもあるせいか、過去を探り怪しんでいる割にはパインを治療。
怪我から回復した後もそのままローパー邸宅で生活が続きます。

ある日息子と護衛と共に街へ行き、観光客を装っているバーに現状報告するためにさりげなく接触するシーンがあります。
うわああ〜〜バレない?大丈夫????
この第三者視点というのかな、パインとバーのことを知ってる視点から見ると、護衛がすぐ近くにいるから、バレないのか心配しちゃいます。

アンジェラ・バーの存在はパインの強力な味方って感じがして好きです。同じ目的に向かう仲間がいるって、いいですよね〜。

ピスタチオのアイス、私も食べたい。


第4話 不協和音

アンダーソン君!(違)何教えてるんだよおおおおおおおおおおお!
ドラマ「SHERLOCK」でシャーロックからいるだけでうるさいと理不尽でかわいそうな扱いを受けていたアンダーソン役の俳優さんがMI6の職員?役なのに気づいて、アンダーソン君久しぶり、悪そうな感じだなと見ていたら。
リバーサイドに知られると厄介って、このこと??内通者がいるから?バー達はこっそり動くしかなかった。

コーコランが誰かわからなくなる問題。ローパーが呼ぶ「コーキー」は愛称ですか?
愛称だと名前と少し違うので誰のことを指してるのかわかなくなるのです…。愛称で呼ぶくらいに信頼関係があると想像はできますが。
立場危うし。コーコランがパインに対してすっごい不信感を持っていたのはわかる。怪しいもんね。

友人の忠告を聞き入れたローパーはコーコランを外し、パインに彼の仕事を与えた。そこまで怪しんでいないのか、ちょっと不思議です。

コーコラン役はトム・ホランダー
パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのカトラー・ベケット役の俳優さんでした!ウィキを見て知りました。最後までエリザベスを大切に想っていて、自分の身を顧みずエリザベスを助けたベケット卿が好きです。


第5話 アンドリュー・バーチ

話が複雑になってきました…。

「アンドリュー・バーチ」と名前を変え、ローパーの近いところで動くことになったパイン。MI6側の動きも慌ただしくなってきました。

コーコラン、荒れて退場。バーチ君になだめられてる時、お尻をガッツリ掴んでたね。
ジェドがパインの部屋を訪ねたことをバラすのかと思いきや、黙ってた。ジェドを想ってなのかな。あの美しい姿に傷がつくなんて考えたくもないよね。

それにしても。バーチ君、前職のナイトマネジャーの経験が活きてるねえぇ!
人への接し方が丁寧で敬意を感じさせるものでありつつ、見事に誘導している感がすごい。ローパーに気に入られ、思わぬかたちで?ジェドにも接近して。

魅力的なんだろうなあ〜〜だってトムヒだもんなあ〜〜わかる〜〜〜〜!


侵入したローパーの部屋でジェドの髪の毛を拾い、本人に忠告してから急接近していますが、関係はバレないのかな。

ジェドにはローパー、パインの2人に対して何かしらの狙いがあるのか気になります。純粋にローパーへ恋しているのかな。


第6話 血と鋼の王国

限られてる人間しか知らないはずの情報が漏れた…ローパーが知ることになり、MI6側も面子を保つために動き出し、話もクライマックスへ近づいている、いう印象。

傭兵が集まっている地を安息の地と呼んでいるのかな?
ようやくローパーのやっていることをこの目で見て、知り、パインはさらに武器の説明会のようなショーで説明役をさせられて。元軍人だった彼は何を思うのか。

ローパーの本性が怖い。何を楽しんでんだ。
撮影規模が映画並みで、お金かかってるな〜と思うシーンばかりです。


第7話 安息の地

コーコキンが…死人に口無し。

武器を運んでると伝えた情報がデマだったのも全部コーコキンになすりつけられたのだろうか。
緊張が伝わってきます。ローパーの視線がこわい。バーチ君もジェドも信頼してないよね?

武器の取引のため、以前パインが勤めていたエジプトのカイロのホテルに戻ってくるかたちになり、ソフィーが殺されたスイートルームや愛人だったハミドが登場。
2話の時点で4年が経過して、確かカイロのホテルでのマネジャー勤務歴は記録から消したと思うけど、誰か知り合いが出てきたりしないのか?なんて、勝手にソワソワしていました。

ここから始まったんだよね…ナイトマネジャーのタイトルはパインの職業としての意味合いと思ってましたが、彼そのものを示してるのでしょうか。

次は最終話。
パインは最後までローパーを欺き続けられるのか、ジェドは救われるのか。バー達も同じホテルに集まっています。展開が楽しみです。


第8話 ナイルの夜明け

夜明けぜよおおおおおおおおおおおお!(咆哮)

バレた〜けど、なんとかなった〜!もう少し盛り上がる展開を期待してましたが、これはこれで「らしい」終わり方なのでしょうね。
ホテルに始まり、ホテルに終わる。

いつも美しいドレス姿ばかりだったジェドが初めてジーンズ姿を見せました。あれが本来の彼女かな。

最後までローパーはこわかったです。登場人物がみんな個性豊かで、それを作り出す俳優の演技ってすごいなと思いました。
中だるみなく、しっかりと確実に、淡々と展開していくストーリーが素晴らしかったです。