映画の感想と日常風景

映画、本、漫画などの感想をメインに、日常生活や買って良かったものを紹介します

ハリー・ポッター魔法界名所大図鑑

著者/ジョディ・レベンソン/宮川未葉(訳)
出版社/静山社

内容

ホグワーツ城キングスクロス駅、ハリー・ポッター映画の名舞台が登場!ダイアゴン横丁、グリフィンドールの談話室、グリンゴッツ魔法銀行、ホグズミード村など、映画撮影セットの舞台裏の情報も満載です!ハリーファン待望の一冊!

引用:ハリー・ポッター魔法界名所大図鑑/Amazon

感想

セットやロケ地の写真、コンセプトアート、映画のワンシーンなどが掲載されています。細部まで作り込んであるセットの写真には驚きます!

部屋の内装やインテリアを眺めるのが好きなので、キャラクターを表した内装、色使い、インテリアの選び方までもが計算されていて、とても興味深かったです。


どこもかしこも個性的なハリーポッターの世界ですが、特におもしろかったのがホグワーツ城、ダイアゴン横丁、グリモールド・プレイス(シリウス・ブラックの家)、マルフォイの館、隠れ穴(ロンの家)です。

ホグワーツ城はストーリー展開に合わせてあちこち変更されていたことを本で知りました。「あれ、玄関変わってない?」と疑問に思うことがなかったです。前作と矛盾しているじゃん!というより、自然と変化しているのでそこまで意地悪く思わない不思議。

ダイアゴン横丁は1作目で魔法の世界を知る象徴的な場所。タイムスリップしたような古い建物が所狭しと並び、異世界に入り込んだ!とワクワクします。
本が天井に届くほど積み上げられていたり、棚にぎっしりと杖の箱がしまわれていたり。映像では見えるかわからないような小さいところにまで一つ一つラベルが作られ貼られていたなんて。気が遠くなりそうな細かな作業からリアリティのあるセットができあがるのでしょうね。


キャラクターの性格が反映されたような魔法使い宅も魅力的です。隠れ穴とマルフォイの館なんて対照的ですよね。

ウィーズリー家はオレンジ色や茶色が多く使われ、手作り感溢れる隠れ穴は家庭的な雰囲気。暮らすならここかな。ワイワイと楽しそうです。結婚式のテントはすごいおしゃれな空間でした。

対して死の秘宝2で登場したマルフォイの館は灰色の内装で冷たい印象。ヴォルデモートとデスイーターが集まっているシーンが好き。色のない空間がより怖い雰囲気を醸し出しています。
グリモールド・プレイスもマルフォイの館のように暗めの色合い。生活感が少しだけありながらもあちこちが荒れている寂しげな雰囲気。ここも好きです。


ファンタジー要素溢れる壮大なホグワーツ城から不思議なルーナの家まで。制作の裏話も掲載されていますよ!