昨年11月、宮城県美術館に『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』を見に行きました。
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こちらのサイトでは東京会場のレポートが読めます。
当日券売り場には行列が
美術館には会期末に近づいた平日の昼過ぎに行きました。
第一駐車場が満車、美術館入り口の当日券売り場に行列ができていて、平日にも関わらずこんなに並ぶのかと驚きました。
屋外に並ぶのは寒いので、できれば前売券を買うことをおすすめしたいです。私は前売券を買っていたのでスムーズに入場できました。
この日入場規制はかからなかったものの、なかなか混んでいました。
館内に入るとパネルがお出迎え!
会場内は
受付でもらったチラシによると『17世紀を代表する画家たちによる約70点を展示』だそうで、見ごたえがありました。美術や絵画に対してろくな知識がありませんが、とても面白かったです!見に行ってよかった!
繊細に書き込まれた襟のレース、触れたらすべすべしそうななめらかな肌の質感、模様が入った布の質感、ぶどうの粒の透明感などなど、写真を見ているようですごいと思いました。
ゴツめの装飾がされた額縁もかっこいいなと思いながら会場内を見て回りました。
そんな中、静物画におけるレモンの描かれ方が印象に残りました。こんな感じで、断面を見せながら皮をつなげて剥いてあるのです。
はじめは何が描かれてあるのかわからず、何枚かの絵を見たあとに似たような見せ方でレモンが描かれていたことに気づきました。レモンといえばこれ!という表現なのでしょうか?
窓辺で手紙を読む女
『窓辺で手紙を読む女』はメインなだけあり、映像で修復の様子が紹介されていました。失敗できないうえに気が遠くなるような作業はさぞ緊張感が絶えなかっただろうなと思います。
修復前の複製と修復後の絵は同じ空間の少し離れた場所に飾られていました。周りの迷惑にならないよう後方に下がると、修復前と修復後を視界に入れて見比べることができました。
修復後は窓辺からの光をより感じ、壁も白っぽくなることで塗りつぶされていたキューピッドの絵画や手紙を読む女性の姿が引き立つように感じました。
描いた本人以外が手を加えることがあるんですね。一体何のために塗りつぶしたのでしょうか…。
見終わった後はポストカードを購入。
グッズ売り場から人が集まっているのが見えたので行ってみると、見る角度によって絵が変わる3D?のような仕掛けがされたパネルがありました。
別の角度から見ると
修復されたキューピッドが登場!面白いですね!
フェルメールをはじめ、数々の貴重な絵を見ることができてありがたいひとときでした。機会があればまた美術展に行きたいです。